主要な魚種と水揚げ

那珂湊漁港で水揚げされる魚種は、底びき漁船で漁獲されるヒラメをはじめとした多種多様な近海魚と、大型漁船の廻船によって水揚げされるカツオ、サンマが際立っています。
特に県魚であるヒラメは、茨城県一の水揚げを誇り、那珂湊を代表する魚のひとつです。
刺し網や釣りで漁獲されるヒラメの活魚は市場価値が高く、東京の築地市場に直送されています。
また、ホウボウやヤリイカ、マダコなど近海の多彩な地魚が豊富に水揚げされています。

つくり育てる栽培漁業ヒラメ、アワビ

茨城県内の各漁協では漁業資源を維持・増大させるため、(公財)茨城県栽培漁業協会と協力してヒラメとアワビの栽培漁業に平成7年から取り組んでいます。
ヒラメは天然魚を親魚として自然産卵させ、稚魚が10センチになると海へ放流します。
放流ヒラメは1年ほどで30センチ以上に成長し、漁獲されるようになります。
放流ヒラメは体の一部が黒くパンダヒラメとも呼ばれますが、食味は天然ヒラメと違いはありません。
アワビも天然貝を親貝として採卵、飼育、放流を行っています。
ヒラメとアワビは需要が高く、那珂湊の大切な水産資源となっています。


飼育、放流されたヒラメの漁獲物混入率は約11%(平成14年~23年の平均)


アワビは約84%(平成14年~23年の平均)

廻船誘致でカツオ、サンマの水揚げ基地に

「磯のたて網、平磯さんま、湊はいわしではやしこめ」といわれるように、古くから那珂湊ではイワシ漁が盛んでしたが、近郊の平磯等ではカツオ、サンマ漁が盛んでした。
昭和47年に那珂湊外港が開港して大型漁船が入港できるようになり、水揚げ能力が飛躍的に向上しました。
現在、那珂湊漁港に所属するカツオ、サンマの漁船は少なくなったものの、他の港に所属する漁船を廻船誘致することでカツオ、サンマの水揚げを推進し、水揚げ基地としての役割を高める活動を行っています。


サンマ漁船は、サンマを誘う集魚灯器具が船側にずらりと並んでいます。


ベルトコンベアーで次から次へと揚がるカツオに市場が活気づきます。

  1. 廻船誘致のための取り組み
    入港船に対する燃料補給券の発行による奨励事業や餌料の安定供給対策事業、漁村センターを活用した船員への福利厚生等、カツオ、サンマ漁船の廻船誘致を積極的に行っています。